はじめまして!
自営のカフェを経営しているアンナです。
「夢だった自分のお店をやっとオープン!!」
ってなったとき、
あれ?
メニュー表とかどうやって作ればいいんだ…?
ってなってませんか?
今回は無料のデザインツール『Canva』を使って、5分でできるメニュー表の作り方を解説します!
Canvaを使えばデザインの素人でも簡単にそれっぽいデザインのものが作れますよ~!!
今回5分で作成したメニュー表がこちら
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これが無料で作れます。
なんとなくそれっぽいでしょ?
レベルを上げてもうちょっとアレンジするとこんな感じ
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一応言っておきます。
私はデザインをしっかり勉強したわけでもなく
マジで素人です。
ただのカフェオーナーです。
それでもこのクオリティのものが作れるようになります。
【始めに】自分でメニュー表を作るメリット
費用が抑えられる
オープンしたての頃って、
「これから値段とか調整していきたい」
「盛り付けが変わるかも」
「メニュー名も変更するかも」
と…
手探りすぎて、すぐに変更するかもしれない箇所ってたくさんありますよね。
自分でメニュー表を作れると、サッと細々した変更も行えます。
プロに頼むとなるといちいちお金がかかってしまうので、
「もうほぼ完璧!!」
ってくらい内容を作りこんでからでないとなかなか依頼できませんよね。
自分で作って、自宅やコンビニなどで印刷できればすぐに作業完了です。
実際、うちのカフェも初期の頃は週一くらいでメニューの文言などを変更していました。
お客様に見てもらってから始めて
「あ、ここってわかりにくいんだ。じゃあわかりやすくしなきゃな」
とか気づくことも多々あります。
これをいちいちプロに頼んでいたらキリがありません…!!
プロに頼むときの資料になる
最初からは頼まないけど、落ち着いたらプロにしっかり作ってもらいたい。
と思ったとき、自分で作っておいたメニュー表が役立ちます。
言葉では伝えにくいニュアンスなども、画像として共有できれば非常に相手に伝えやすくなります。
例えば
「なんとなく自然っぽい雰囲気で」
と、言葉だけで相手に伝えたとき
ベースのカラーは緑で、水彩画風の植物のイラストが使われるかもしれないし
手書き風フォントが使われるかもしれない。
もしかしたらあなたの中ではベースになる色は黄色で、リアルな植物の写真を使って、明朝体でデザインして欲しかったのかもしれません。
ここまで具体的ではなくても、言語化や視覚化できていないだけで何かイメージがあったかもしれません。
何も資料がない状態でプロに頼むと、
「なんか違う…」
というものが出来上がる可能性が高いです。
自分でメニュー表を作っておくと、自分の中のイメージをかためることができます。
しっかりイメージを相手に伝えるためにも、自分でメニュー表を作って
何が必要なのか
自分はどんなものを作りたいのか
ということを明確にしておきましょう!
イメージを言語化するのが苦手な人ほど、自分で作っておくのがおすすめです。
Canvaを使うメリット
Canvaを使っていて「ここがいいな」と思っているところは主に6つ
- デザインの素人でもそれっぽいものが作れる
- 直感的に操作できる
- 無料でも高機能
- 素材を1点から購入できる
- パソコンとスマホ、タブレットで共通のアカウントを使える
- 動作が軽い
デザインの素人でもそれっぽいものが作れる
Canvaには多数のテンプレートがあり、それの文言を変えたり写真やイラストを変えるだけでオシャレなデザインが作れます。
一から自分で組み立てていく必要がないので、素人でも簡単にそれっぽいものが作れます。
特に最近は日本人向けのテンプレートや素材も増えてきています。
Canvaは元々外国のサービスなので、「アメリカンだな~!」というように海外っぽさを感じるデザインや素材が多いのが特徴です。
ですが、最近はCanva公式の日本人クリエイターを採用して日本人感覚のテンプレートなどが増えてきました。
前は英語しか使えなかった部分も日本語に対応してきているので、英語はさっぱりわからない私でも問題なく使えています。
私はデザインスクールに通ったとかっていうこともなく
SNSやサイト、図書館で借りた本でちょっとデザインについて情報を仕入れている程度です。
それでもCanvaを使って作成したデザインは結構高評価をいただいております。
直感的に操作できる
操作がよくわからなくても、なんとなく触ってみるとわかります。
画像編集ソフトを触ったことのない人でも簡単に操作できますよ。
特にPC版はアイコンなどの上にマウスを置くと説明が出てきてくれるのでわかりやすいです。
無料でも高機能
Canva内には無料で使える写真やイラストなどが多数あります。
画像の色を調整したり、テキストに影をつけたりと
素人が画像を作る際に欲しい機能はほぼ揃っていると言っても過言ではありません。
個人でお店をやるのであれば、Canvaさえ使えるようになっておけばデザイン系の大抵のことは解決します。
有料の方が使える素材も機能も多いので、オシャレ度を上げたり作業効率を上げたりするのであれば断然有料プランがおススメですが、無料でも十分使えます。
有料プランは30日の無料トライアルがあります。
利用者も増えて業績が伸びているであろうCanva。
機能がどんどん追加されているので、個人的にはCanvaの利用者がもっと増えて欲しいですね!!
素材を1点から購入できる
基本的に無料で使えますが、有料のものもあります。
写真やイラストなどの素材で王冠マークがついているものは有料です。
素材は1点から購入することができるので、必要な分だけ費用をかけることができます。
有料素材はクオリティが高いので、より簡単にオシャレさを出すことができます。
正直、無料のものだとオシャレに見えるようなものを探したり加工したりと、ちょっと手間がかかります。
時短とデザイン性を求めるのであれば、有料素材は使った方が断然楽です!
「たくさん有料素材を使いたい!」
「もっと使える機能が欲しい!」
という場合はCanvaproという有料アカウントにアップグレードすると、素材や機能が使い放題になります。
パソコンとスマホ、タブレットで共通のアカウントを使える
これが本当に便利なシステム!!
パソコンで作ったデザインをスマホでも操作することが可能です。
つまり、スマホで撮った写真をCanvaにアップロードして、パソコンで作業を進めることができるのです!!
自分の店をやっていると、このルーティンが非常に便利。楽。
スマホやタブレットでもCanvaは使えますが、パソコンで作業する方が操作が楽です。
パソコンが使えるときにはパソコンで作業をして、パソコンは使えないときでもスマホやタブレットは使えるときはそちらで作業をします。
お店の営業中でもヒマな時間に画像を作ることができます。
個人経営でお店をやっていると、
「お客様がいなくて暇」
って時間はどうしても出てくると思います。
そんなときに気軽にポチポチできるのはありがたいですね!
動作が軽い
特にパソコンで使うときはブラウザ版なので非常に動作が軽いのが特徴です。
ネットが使えるのであれば低スペックのパソコンでOK。
画像編集はパソコンにソフトをダウンロードして行うものが一般的です。
低スペックなパソコンだと動作が重くてなかなか作業が進まないことも。
私はCanvaを使う前はGimpというソフトなどを使っていましたが、これがめちゃくちゃ重いのです。
起動するたびにパソコンが唸りをあげて、ちょっと高度な作業をするとしばらくフリーズ。スペックの高くないノートパソコンを酷使して時間をかけて作業していました。
Canvaはすごい。本当に軽いです。
スマホやタブレットのアプリもさくさく動きます。
いろいろな画像作成サービスを試してきましたが、今のところCanvaが最強です。
それではいよいよ実践編です!
Step1. Canvaに登録する
まだCanvaのアカウントを作っていない人は、アカウントを作りましょう。
といっても、Googleアカウントがあれば「Googleアカウントで登録」を選べばすぐに終わります。
Facebookアカウントとの連携や、メールアドレスでの登録も可能です。
Canvaの有料プランの無料トライアルでしたら、登録はこちらからどうぞ
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Step2.テンプレートを選択する
1.新規のキャンバスを作成する
画面右上にある『デザインを作成』をクリックします。
真っ白な紙のキャンバスが用意されるようなものだと思ってください。

2.A4サイズを選択する
A4サイズの紙に印刷するでしょうから、『A4文書』を選択します。
これで自動的に21×29.7cmのA4サイズのキャンバスが用意されます。
見本画像では候補にA4文書がありますが、もし見当たらなければ検索窓に「A4」と入力して検索してください。

3.好きなテンプレートを探す
画面左側の黒い部分(以下、ダッシュボード)の「テンプレート」をクリックし、検索窓に「カフェメニュー」などのキーワードを入れて検索してみましょう。
好みのテンプレートが見つかったら、テンプレートをクリックすると右側のキャンバスにテンプレートが反映されます。

テンプレートを選ぶときのポイントは
文字や写真、イラストの構成を見る
という点です。
色や写真、フォント、イラストなどはいくらでも変えられます。
「写真もほどよく載せたいな」
「文字メインにしたいな」
「お店の名前が大きく見える方がいいな」
など、テンプレートの中ではどこに何が置いてあるのかを見ていきましょう。
好きな画像を選択する
すでに撮ってある写真があれば、『アップロード』から写真をアップロードして選択します。
使いたい写真をクリックするとキャンバス上に表示されます。

Canvaには無料で使える写真がたくさんあるので、そちらを使うのもありです。
特にカフェならきっとコーヒーを出すところがほとんどだと思いますので、ダッシュボードの『素材』の検索窓に「コーヒー」などのキーワードを入れて検索してみましょう。
Canvaの素材を使う場合は、無料のものと有料のものがあります。
無料で済ませたいときには、王冠マークのついていない無料素材を使いましょう。
有料のものには王冠マークが小さくついています。
クリックしてキャンバス上に表示させると、「Canva」の透かしが入ります。
透かしを削除するためには、
- 必要な素材を1点ずつ購入する
- CanvaPro(有料プラン)にアップグレードする
こちらの2つの方法があります。
必要な方はこのどちらかを選びましょう。
画像をドラッグして重ねる
先ほど選んだ写真をテンプレートの写真の上にドラッグします。
すると、自動で写真が置き換わります。
このテンプレートの場合、この写真の場所には「フレーム」と呼ばれるものが使われているので、自動で写真が置き換わるのです。
もともとあった写真を削除すると、実は下にこんなものが隠れています。
この空と大地のイラストの形に写真がフィットするようになっています。

テンプレートによってはフレームが使用されておらず、写真のままで使われているものもあります。
パっと見はどちらかわからないかと思います。
なので、とりあえず使いたい写真を元の写真の上にドラッグしてみましょう。
自動で置き換わらなければ、手動で大きさを揃えます。
文字を編集する
文字が書いてある場所をクリックして選択します。
そして、自分のお店のものに書き換えていきましょう。

私の場合、最初のブロックだけ残して他はとりあえず消しました。
消したいブロックをクリックしてDeleteボタンで削除できます。
ダブルクリックすると文字の編集アクションになってしまい、一文字ずつ消すことになってしまいます。
1クリックだけしてDeleteボタンを押してください。
ドリンクメニューを書き終えたら、次のブロックです。
ドリンクメニューが書かれている場所を適当にクリックしてからctrlキー+Cでコピー
そしてctrlキー+Vで貼り付けます。
今回は「Drink」とメニュー名、金額が同じグループになっているので、この3つがそのままコピペされます。
ペーストされたグループをドラッグして下に動かします。

残りのメニューも同じように書いていきます。

これでもういいんじゃね?
って感じですが
次はカラーをお店のコンセプトカラーに変更していきます。
お店のコンセプトカラーを決めて、メニュー表の他にもチラシやSNSの投稿画像などにも同じ色を使うことをおススメします!
全体で統一感も出るし、お客様がその色を見て
「あ、あのお店だ」
と認識しやすくなります。
コンセプトカラーもCanvaから簡単に選ぶことができます。
コンセプトカラーを決めたら、カラーコードをメモしておきましょう。
カラーコードとは、色を16進法で指定したものです。
Canvaを使って簡単にセンスのいいコンセプトカラーを決める方法はこちらの記事を参考にしてみてください!
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背景の色を変える
- キャンバスの何も素材が置いてないところをクリック
- 真ん中よりちょっと左寄りの色のついた四角をクリック
- 使いたい色のカラーコードを検索窓に入力
- 検索窓の下に出てきた使いたい色の四角をクリック
何も素材が置いていないところであれば、どこをクリックしてもOKです。
これで背景の色が変えられます。

文字の色を変える
- 色を変えたい文字のブロックをクリック
- 画面の上部、真ん中あたりの「A」の下に線が入っているマークをクリック
- 左から使いたい色を選択する
コンセプトカラーから色を使うのであれば、背景の色を変えたときのように検索窓に使いたい色のカラーコードを入力して選択します。
今回は白を使いたかったので、一番左の+マークが書かれているところをクリック。
下にパレットが表示されるので、パレット上を適当にクリックしたままマウスを左上に動かします。
すると小さい白い点が動いて色が変わります。
点が動くとリアルタイムで文字の色が変わりますよ。
パレットの下に表示されているカラーコードが#ffffffになっていればOKです。

下の方の線がちょっと文字と近かったので、若干位置を調整しました。
あと、線の色を一つだけ白に変更してあります。
これで完成でもOK!

ちょっとした色変更のテクニック
「もっと背景は薄い色がいいんだよな~」
「でもコンセプトカラーの中だと薄くていい感じの色ないんだよな~」
ってときは、『素材』の四角を使います。
- ダッシュボードの『素材』から図形の四角をクリック
- 四角の色を白、または使いたい色に変更
- 四角のサイズをキャンバスに合わせる
今回は先に背景をコンセプトカラーに変更してあるので、四角を白に変更します。
背景がもし白だったときは、四角をコンセプトカラーにします。


四角の頂点にある白い点をクリックしたままマウスを動かすことで、四角のサイズを変えることができます。
キャンバス全体を覆えるサイズにしましょう。
画面右上あたりにある『配置』ボタンをクリックして、『最背面へ』をクリックします。
(またはctrlキー+Altキー+[)

『配置』の右あたりにあるグラデーションになっているマークをクリック、下に出てくるバーを左に動かします。
これで四角の色の透明度が下がり、背景の色が透けて見えるようになります。
好きな色になるようにバーを左右に動かして調整しましょう。


ベースの色が薄くなると白い文字が目立たなくなるので、文字と線のカラーを変更しました。
これで完成です。
【おまけ】もっと高度な編集
諸々いじった結果がこちら
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- 店名の左右に羽のイラスト
- メニューの写真を食器に合わせて切り抜いて使用
- 水彩画風のイラストのカラーを色調補正&透明度を下げて写真の後ろに使用
ざっくり説明するとこんな感じの編集をしています。
画像の切り抜きはCanvaの無料プランだとできません。有料プランのProでしたら画像の切り抜きができます。
有料プランのCanva Proを使ってみたガチなレビューはこちらの記事をご覧ください。
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画像をダウンロードする
画面右上の『共有』ボタンを押すと、『ダウンロード』の項目が出てきます。
ダウンロードできるデータの種類は
- jpg
- png
- PDF(標準)
- PDF(印刷)
- MP4形式の動画
- Gif
- SVG(有料アカウントのみ)
印刷をするのであれば、PDF(印刷)でダウンロードするのがおすすめです。
ダウンロードした画像はパソコンのダウンロードフォルダに保存されます。
まとめ
Canvaを開いたら
画像サイズでA4を選んで
「カフェメニュー」等で検索してテンプレートを選んで
好きな文言や写真、イラスト、カラーに変更してダウンロード!
これだけでとっても簡単にオシャレなメニュー表が作れます!
ぜひお試しあれ~!!
